犬の知能
犬は時に驚くべき能力を発揮します。
飼い主に危険を知らせた、溺れる子供を助けた、など数々の逸話があります。
しかし知能自体はそれほど高くはなく、人間でいうと2〜3歳ぐらいで、チンパンジーなどと比べると劣りますが、訓練を積むことによって4〜5歳ぐらいまで成長する事も可能だと言われています。
とはいえ、人間の2〜3歳ぐらいの子供が出来る事と全て同じ事が出来るわけでもありません。
例えば人間が「あれを見て」と指差したその先を見る事は出来ません、指自体を見てしまうのです。
たまに「ウチの犬は指差した先を見たぞ」という飼い主さんもいますが残念ながらそれは飼い主さんの視線の先を見たのであって、指の差す先をみたのではありません。
指を差すという手の記号の意味を読み取ることは出来ないのですね。
しかし、変った事には秀でていて、例えば犬は仮病を使う事があります。
ある犬が飼い主と散歩している時にガラスの破片を踏んでしまい、足を引きずっていました。
異変に気づいた飼い主は慌てて犬を抱っこして連れ帰り、治療しました。
数週間経ってもう怪我はすっかり良くなり、また以前のように散歩をするようになったのですが、その犬は怪我をして以来、もう歩きたくない時にわざと足をひきずるようになったのです。
このように教えてもいないのに犬が独自で考えて人間が驚くような行動をする事もありますが、基本的にはオスワリ、マテなど、何かを覚えさせようとするなら地道な反復練習が必要になります。
また、犬は人間の言葉自体の意味を理解しているわけではありません。
しつけのうえでも「オスワリ」という言葉で「チンチン」の行動を覚えさせればオスワリと命令するとチンチンをするようになります。
言葉の音を判断して命令を理解しているのです。
犬の知能の性質とモノの覚え方を理解して正しい教え方を心がけましょう。
急がず、慌てずに根気よく反復させることで、次第に自分の命令を聞いてくれるようになり、信頼関係が深まっていきます。
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